想像してみてください。澄んだ空気、緑豊かな自然、そして家族や友人との笑顔に囲まれた時間。これが、デイキャンプの魅力です。デイキャンプは、その名の通り日帰りで楽しむキャンプです。
宿泊を要せず、気軽に楽しむことができるため、次のような方にもおすすめです。
- これからキャンプを始めたいと考えている初心者
- 子どもとキャンプの雰囲気を楽しみたい家族連れ
- 自然やアウトドアを楽しみたいカップル
- キャンプに行きたいが、宿泊する時間がない人
デイキャンプは、必要な持ち物も宿泊キャンプに比べて少なくて済みますが、適切な準備が欠かせません。この記事では、子どもと一緒に自然を楽しみたい、アウトドア初心者のファミリー向けに必要な持ち物リストを詳しく紹介していきます。
【季節編】ファミリーデイキャンプにおすすめの季節は初夏と秋!

デイキャンプをする上で快適な季節はズバリ、初夏と秋です!
自然を楽しむデイキャンプでは、どの季節に行くのかによって快適さと楽しさが大きく変わります。「春はおすすめじゃないの?」と思われた方も多いと思うのですが、春は花粉がすごいので、個人的には注意が必要な季節です。
【全季節共通】基本的なデイキャンプ持ち物リスト

まずは、全ての季節に共通してデイキャンプに必要なものを紹介します。子どもも一緒にデイキャンプを楽しむ上で、どれも快適で安全なデイキャンプを楽しむために欠かせないアイテムです。
【クリックしてチェック!】全季節共通の持ち物リスト
- 日よけ・紫外線対策:帽子、日焼け止め、サングラスなど
- 雨対策:カッパ、レインポンチョ(傘は手が塞がるのでイマイチ!)
- 救急キット:絆創膏、消毒液、ピンセットなど
- 虫対策:虫除けスプレー、虫刺されシール、かゆみ止め
- 子どもの着替え:
 自然の中でのびのび過ごすと、必ず汚すものが洋服です!濡れた時のことも考えて一式持っていきましょう。
- タオル・ハンカチ:
 手を洗う、飲み物をこぼす、意外と出番が多いです。
- ウェットティッシュ:
 デイキャンプをする場所によっては、手洗い場が遠かったり、石けんがなかったりします。手を拭く以外にも、使い終わった食器を拭くなど、後片付けにも役立ちます。
【春〜初夏】デイキャンプ持ち物リスト(基本的なアイテムにプラスすると安心!)
- 花粉症対策グッズ:マスク、花粉対策メガネ、薬、目薬、花粉対策スプレーなど
- 暑さ対策グッズ:ハンディファン、うちわ、ネッククーラーなど
春から初夏にかけてのデイキャンプでは、季節特有の準備が必要です。暖かくなってきた気候に合わせた服装や花粉対策など、快適に過ごすための持ち物を用意しましょう。
【秋】デイキャンプ持ち物リスト(基本的なアイテムにプラスすると安心!)
- 防寒具:フリースやダウンジャケット、ウインドブレーカーなど
- 照明器具:ランタン、懐中電灯、ヘッドライトなど
秋のデイキャンプでは、気温の変化に対応できる準備が重要です。日中は暖かくても、夕方になると急激に冷え込むことがあるため、重ね着ができる服装を心がけましょう。
 ちりめん
ちりめん日暮れが早くなる秋は、あっという間に辺りが真っ暗になるから、明かりがあると安心!
【冬】デイキャンプ持ち物リスト(基本的なアイテムにプラスすると安心!)
- 防寒具:
 フリースやダウンジャケット、ウインドブレーカーなど
- 湯たんぽ:
 温かさが格段に違います
- カイロ:
 足に貼るカイロ、手に持つカイロ
- 保湿剤:
 ハンドクリーム、リップクリームなど
- 照明器具:ランタン、懐中電灯、ヘッドライトなど
冬は寒さが厳しいため、ファミリーには不向きの季節です。もし、冬にデイキャンプをするのであれば、寒さ対策は万全にしましょう。
【道具編】これは持っていけ!デイキャンプ道具リスト


まずは、デイキャンプを楽しむための道具について、基本的な持ち物リストを紹介します。ここでは、デイキャンプの目的が何であれ、必ず必要となるアイテムを集めました。
【クリックしてチェック!】必ず必要な道具リスト
- 食材を保冷するもの:
 クーラーボックス、保冷バック、保冷剤など
- 座るスペース:
 アウトドアチェア、レジャーシート。アウトドアチェアを選択するならテーブルも必要です。
- 荷物を置くスペース:
 レジャーシートやグランドシート。カバンや食器など、物を置く場所が必要です。
- 食器類:
 お皿、コップ、お箸などのカトラリー
- ゴミ袋:
 小さめ、大きめ、どちらもあると便利
- アウトドアワゴン:
 荷物が多くなりがちなファミリーの場合、あると重宝します。折りたたみ式なら、場所を取らずおすすめです。
【目的別持ち物リスト】ファミリーデイキャンプで何する?


ファミリーデイキャンプでは、何をするかによって、必要な持ち物リストは変わります。焚き火をするのか、バーベキューをするのか、それとも、まったりピクニックを楽しむのか…。ここでは、目的別に必要な持ち物を解説していきます。



デイキャンプの目的にあった項目をチェックしてね!
【焚き火を楽しむ!】ファミリーデイキャンプ持ち物リスト


焚き火を楽しむためにデイキャンプをしたいのなら、次の道具はマストアイテムです。これがないと、焚き火を楽しむことができません。
【クリックしてチェック!】焚き火を楽しむ持ち物リスト
- 焚き火台:
 デイキャンプは焚き火をする時間が短いので、小さめの焚き火台がおすすめ
- 焚き火シート(スパッタシート):
 地面を保護するために必ず持っていきましょう。使用を義務付ける公園やキャンプ場がほとんどです。
- 焚き付け(着火剤):
 マッチ型、固形燃料、液体燃料、乾燥した松ぼっくりなど
- 薪:
 針葉樹、広葉樹、公園やキャンプ場に落ちている乾燥した枝でもOK
- 火をつけるもの:
 ライター、マッチ、ガスバーナー、ファイヤースターターなど。ファイヤースターターは難易度が高めです。合わせて、ライターなども一緒に持っていくと安心です。
- 火ばさみ:
 着火剤や炭、薪などの位置を調整するのに必要。形は似ていますが、トングだと持ち手が短く、危険です。
- 火吹き棒:
 うちわやハンディファンでも風を送れますが、灰が舞い上がります。我が家ではずっと100円均一のものを愛用しています。
- 耐熱グローブ:
 炭など手が汚れるものを持つ時、使用直後の焚き火台の片付けなど、何かと必要になります。
- 火消し壺:
 意外と薪は長時間燃えます。完全に消火しましょう。
- アウトドアチェア:
 焚き火中は焚き火台の側から離れられません。椅子がないと、立ちっぱなし、しゃがみっぱなしで辛いです。
- テーブル:
 アウトドアチェアの隣にテーブルがあると、飲み物や食べ物、スマホなどを置くことができて便利です。
【バーベキューを楽しむ!】ファミリーデイキャンプ持ち物リスト


焚き火は敷居が高いけど、バーベキューならやってみたい!そんなファミリーが持っていくべきアイテムは、次のとおりです。
【クリックしてチェック!】バーベキューを楽しむ持ち物リスト
- BBQコンロ(焚き火台も可):
 焚き火台を使ってBBQをするときは、焚き火シートも忘れずに!
- 焚き付け(着火剤):
 網の上で食材を焼くときは、食材に匂いが移らないように、油臭や刺激臭がするものは避けましょう。
- 炭:
 ネット通販、ホームセンター、キャンプ場の売店などで手に入ります。
- 火をつけるもの:
 着火剤に火がつくと勢いよく燃えるため、ガスバーナーやチャッカマンなど、着火剤から距離をとれるものがおすすめ。
- 火ばさみ:
 着火剤や炭、薪などの位置を調整するのに必要。形は似ていますが、トングだと持ち手が短く、危険です。
- 火吹き棒:
 灰が舞い上がり、食材にくっつくので、うちわやハンディファンは使わない方がいいです。
- 耐熱グローブ:
 炭などの手が汚れるものを持つ時、使用後の片付けなど、何かと必要になります。
- BBQ網:
 100円均一でも手に入ります。
- トング:
 お箸でも食材を扱えますが、炭の上は熱いです。トングがあると安全です。
- 包丁・まな板・キッチンバサミ:
 食材の下ごしらえが済んでいるのであれば不要です。
- 火消し壺:
 熱々に燃えている炭を消火するのは至難の業!自然に負担をかけないためにも、必ず持っていきましょう。
【ピクニック気分を楽しむ!】ファミリーデイキャンプの持ち物リスト


焚き火やバーベキューはハードルが高いけど、デイキャンプの気分を味わいたい。そんなファミリーにおすすめなのが、CB缶などの熱源を使って簡単な料理をすることです。荷物も少なくて済みますし、デイキャンプのハードルが一気に下がりますよ!
- 熱源:
 カセットコンロ、シングルガスバーナー、アルコールストーブなど。初心者ファミリーには、家にもともとあるCB缶が使えるカセットコンロやシングルガスバーナーが扱いやすくておすすめ。
- ガス缶の予備:
 CB缶、OB缶など、年のため、予備を1本持っていくと安心です。
- 調理器具:
 クッカー、ホットサンドメーカー、フライパンなど、目的に応じてチョイスしてください。
【なくても大丈夫!】必ずしも必要ではないものリスト


テント、タープ、寝袋など、泊まりで行くキャンプには必要だけど、必ずしもデイキャンプに必要ないものは意外とあります。初期費用を抑えたい初心者ファミリーは、ぜひ参考にしてください。それでは、順番に紹介していきます。
- テント:
 滞在時間が短いデイキャンプではテントはなくてもOK。ただ、赤ちゃんや小さい子が一緒なら、自立式のテントを持っていくのがおすすめです。
- タープ:
 気候が穏やかで、木々が多い公園やキャンプ場であれば不要です。
- ペグ・ハンマー・ロープ:
 テントやタープを持っていかないのであれば、出番はありません。
- 寝具:
 デイキャンプでは、マット、シュラフ(寝袋)、コットなどの寝具はなくてもOK。ただ、授乳やおむつ替えが必要な赤ちゃんがいる場合であれば、マットはあったほうがいいです。
- ポータブル電源:
 スマホの充電が心配な方は、モバイルバッテリーを持っていってください。



ここで紹介した道具は、天気やデイキャンプをする場所によって、必要なら持っていけばいいよ!
まとめ


今回は、初心者ファミリーがデイキャンプに行くときの持ち物リストを紹介しました。
- 【季節編】ファミリーデイキャンプにおすすめの季節は初夏と秋!
- 【道具編】これは持っていけ!デイキャンプ道具リスト
- 【目的別持ち物リスト】ファミリーデイキャンプで何する?
- 【なくても大丈夫!】必ずしも必要ではないものリスト
自然の中で過ごす時間は、家族の絆をぐっと深めてくれます。子どもたちにとっても、新しい発見がいっぱい!適切な準備と持ち物があれば、誰でも楽しく安全にデイキャンプを楽しめちゃいますよ。さぁ、みんなで素敵な思い出を作りに行きましょう!





